大切な革製品を鷹工房で修理して使い続ける 

長年使い続けてボロボロになったセカンドバッグ

 

「このセカンドバッグを修理してください。」といって年配のご夫婦が工房におみえになりました。

かなり使い込んであるな~という感じのセカンドバッグは、ファスナーが壊れ、縁もボロボロで、本体も傷だらけでした。

本体は本革ですが、縁の部分は合皮だったので長く使っているうちにこのようになったのでしょう。

 

  

 

まさに満身創痍! よくここまで使ってこられたなと思うほどの状態でした。

「修理するより新しく買った方がいいですよ」とお勧めしたのですが、ご主人が言われました。

「このバッグは、娘がプレゼントしてくれた物なんです」

大切に使い続けたいから何とか修理できないでしょうかというご依頼でした。同じ、娘を持つ親の立場として、その気持ちは痛いほどよくわかります。

普通だったらもう使えないなと諦めるレベルではないかと思いましたが、そこを何とか甦らせて、また使える状態にしてほしいというお客様の想いがひしひしと伝わってきて、できるかぎりのことをやってあげようという気持ちになり、承知いたしましたと快くお引き受けしました。

 

大切なセカンドバッグを甦らせる

 

まず、ボロボロになっていた縁の部分をほどいて新しくパイピングし、ファスナーをつけかえて、手首にかけられるようにストラップをつけました

本体は塗料とオイルで傷を目立たなくし、艶を甦らせて再生完了。

 

 

  

 

満身創痍のセカンドバッグに、新しい命が吹き込まれました。

よくよく見ると、微かに傷の跡が見えます。でもそれは、これまでの歴史と思い出ですから、すっかり消し去ってしまうよりも残しておいた方がいいと思うのです。

お客様には大変喜んでいただけました。修理をした我々も、その笑顔を見て、とても嬉しくなりました。

これからも永く使ってあげてください。壊れたら、また何度でも直しますよ。

 

本当に大切な物、大切な思い出は、そう簡単に捨てられるものではありません。何とかもう一度よみがえらせたい、この先もずっと使い続けたい。鷹工房はそんな想いにお応えしていきたいと思っています。

諦める前に、一度ご相談ください。完全復元とはいかないかもしれませんが、我々にできうる限りのご対応をさせていただきます。

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