傷みやすいバイク用のレザーバッグの補修

傷だらけのバイク用レザーバッグ

バイクが趣味だという男性が持ってこられた、バイクに装着するレザー製のバッグ。同じ箇所に着けっぱなしのため一か所だけが擦れてかなり傷みがひどい状態でした。

 

お客様も、元の状態に戻すことは無理だと承知の上で修理のご依頼に来られたようで、とりあえず傷んだ箇所に革を張り付けて、補修、補強をしていただけたらOKということでしたのでお引き受けいたしました。

バイク用バッグに当て革をして補修

 

擦り傷は、バッグの背面と底面にわたって広い範囲にありました。とにかく傷を覆い隠すように張り付けないといけないのですが、バイク用とあってかなり厚手の革でできていましたので、背面と底面を一枚の革で一気に張ると、縁の部分が厚くなりすぎて、とても縫うことができません。

そこで傷ついた部分の縁を思い切って切り取ってしまい、背面と底面別々に革をあてて縁の部分で縫い合わせました。

 

とにかく傷が隠れて、使える状態にしてもらえたらいいということでしたので、このような形の補修でも、スピーディーに低価格で修理ができ、お客様には大変ご満足いただくことができました。

お渡しする際には、全体的にオイルを塗ってメンテナンスを施しました。長年これといったメンテナンスをすることなく、雨風と日光にさらされてきたバッグは、乾燥してガチガチになって、くたびれた感じになっていましたが、ちょっと手入れをしてあげるだけでも、革本来の艶と風合いを取り戻し、お客様も「こんなに違うんだ!」と大変驚いておられました。

 

定期的にメンテナンスをすることで、いい状態で永くお使いいただけますよとお伝えして任務完了。

きっと今も、バイクに乗って風をきって活躍していることでしょう。

鷹工房の革製品の修理のしかた

革製品の低価格で使えればいい修理

鷹工房では、元の状態を完全に復元するような修理ではなく、低予算で、とにかく使えるようになればいいといったご要望の修理であればお引き受けいたしております。

革製品には、小物からバッグのような大きなものまで色んなアイテムがあります。そしてその中には、ブランド製品もあればノーブランドの物もあり、手縫いの物、ミシン縫いの物、オール本革の物、一部合皮を使った物など様々です。革の色や種類も千差万別です。

それらすべての製品を元通りに修復するのには、相当の知識と技術はもちろん、それなりの設備と材料の品ぞろえなどが必要ですし、ブランド製品であれば海外のメーカーに送らなければならないこともあると思います。

そうなるとどうしても時間とお金がかかってしまいます。

なので鷹工房では、そこまでのクオリティは求めず、低価格で使えればいい という修理に特化して対応しております。

鷹工房はすべて手縫いなので、細い糸でミシン縫いの製品の修理箇所だけが糸が少し太くなったり、ファスナーの引手などの部品を作り変えたりしたときに、本体とは革質が少し違ったりといったことが発生しますが、できるだけ違和感なく馴染むように考え、努力いたします。

このような修理のしかたでも問題ないとお考えの方は、状態を見せていただいた上で、こちらでできる修理の方法をご提案し、お客様にご納得いただけるようであれば修理させていただきますので、遠慮なくご相談下さい。

 

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