贈り物のオーストリッチのバッグをリメイクする

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ぼろぼろになってしまった還暦祝いの赤い革のバッグ

ご年配のご婦人がひょっこり工房においでになり、「このバッグを作り変えてもらえないですか?」と言って差し出されたのは、真っ赤なオーストリッチのハンドバッグでした。

  

見てみると、外側のマチの部分と持ち手の部分、底の部分、そして中の部分が合皮でできており、ボロボロになっていました。

リメイクや修理のご依頼に来られた時、いつも最初に言うことですが、「これを使えるようにリメイクするよりも、新しく買い直した方が安くすみますよ。」と言うと、ご婦人はこうおっしゃいました。

「還暦のお祝いにプレゼントされた物だから、形を変えてでも使えるように直してほしいです。」

なかなか大がかりな改造になりますが、大切な思い出の品ならば直してあげたいと思い、お引き受けいたしました。

生まれ変わった赤い革のトートバック

まずは、慎重に、丁寧に縫い目をほどいていき、パーツごとにバラしていきます。

デザインのご希望としては、シンプルなトートバックでいいですということでしたので、本体のオーストリッチの部分はできるだけそのまま再利用し、マチと持ち手と底を新しく赤い革で作りなおしました。

持ち手には、握りやすいように柔らかい芯材を入れて製作しました。

ボロボロになっていた裏地は全て取り外し、スウェード調の赤い革でシンプルに作り直して張り合わせました。

  

完成したトートバッグは、オーストリッチの部分と、新しく製作した部分の色味や感触も違和感なく馴染んでおり、ご依頼人のご婦人には、これでまたずっと使えると、大変喜んでいただき、私たちも嬉しくなりました。

大切な思い出をリメイクで残す

リメイクや修理を頼まれるお客様には、皆さん共通してその革製品に対する思い入れや、大切な思い出があって、だからこそボロボロになるまで使い続け、それでもなお、形を変えたり修理をしてでも大切に使い続けたい、そんな熱い想いを持っていらっしゃいます。

他の何物にも代えがたい大切なものを、ずっと残しておきたい。

そんな想いに応えられるような仕事がしたい。喜びに満ち溢れた笑顔が見たい。

そんな思いで仕事と向き合っています。

鷹工房は、お客様の想いを形にするお手伝いをさせていただきます。遠慮なくご相談ください。

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