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リクエスト満載のメンズセカンドバッグのご注文
佐賀市内からお越しになった男性からのご注文は、今流行している男性用のセカンドバッグでした。ビジネスマンやおしゃれな若者の間で利用する方が大変増えているようです。
たしかにお財布やスマートホンなどをポケットに入れると、折角のおしゃれなファッションも形が崩れて残念なことになってしまいます。それよりも、小ぶりのバッグにまとめて持った方がスマートでおしゃれに見えますね。
そこで今回のご依頼は、普通に手に持てて、手さげにもできるようなセカンドバッグ。しかも、お客様お手持ちのショルダーバッグの一部を使って、派手でカッコいいデザインにしていただきたいという、かなりハードルの高いご依頼でした。
しかし、ここで怯むような職人ではありません。いつものごとく、製作意欲とアイデアがムクムクと湧き上がり、お客様との打ち合わせでは、バッグの大きさやポケットの仕様、革と糸を決めて、お客様の描いているイメージをお伝えいただきました。
あとはお任せでということでしたので、それを基にデザインを決めて製作に取り掛かりました。
持ち込みバッグのリユースで製作
持ち込みのショルダーバッグは、ナイロン製の物で、金属プレートのついた革製の蓋がついていました。
セカンドバッグの製作工程
サイズが小さすぎて使い勝手が悪く、あまり使っていないというバッグは、まだまだきれいな状態でしたが、その蓋の部分と、ファスナー、この二つを再利用してほしいということと、内ポケットについている、革のタグもどこかにつけてほしいということでしたので、遠慮なく、慎重にほどかせていただきました。
選んでいただいた本体の革に、リユースするパーツをつけていきます。
大きめの内ポケットをつけます。
持ち手のデザインは、最初の打ち合わせの段階で閃いていて、提げた時は安定感があってスッキリとスマートに、手に持った時には邪魔にならず、自然にデザインとして一体化する形にと考えて決定しました。
見た目派手な感じにしたいということで、最初はマチの部分をキャメルにする予定でしたが、大まかな外形ができた段階で、これは黒一色で作った方が断然カッコいいと思い、お客様にその旨ご連絡して、「お任せします」という了解を得た上で変更しました。少しでも派手な感じになるように、同じ黒でも派手めの型押しの革を使うことにしました。
スタイリッシュなセカンドバッグの完成
完成したセカンドバッグがこちらです。黒の革に赤のステッチが効いていて、とてもスタイリッシュでカッコいいセカンドバッグになりました。お財布やスマホなどの小物がスッキリと収まり、少し余裕のあるちょうどいいサイズです。
裏側にはしっかりと革製のロゴが縫い付けてあります。どこを探しても見つけることのできない、世界に一つだけのオリジナルセカンドバッグですね。
小脇に抱えても、提げてもスマートですね。シーンに合わせて使い分けていただけます。
鷹工房では、フルオーダーやリメイクの他にも、こういったリユースを取り入れたオーダーメイドなど、どのようなご要望もできるかぎり対応していきたいと思っておりますので、これは無理かな・・・と諦める前に、とりあえず一度ご相談ください。
世界に一つだけのオリジナルレザーグッズを手に入れるチャンスですよ。